ハイローオーストラリアのIPアドレスに関する禁止事項まとめ
こんにちは!管理人の倍賞(@NariyukiBaisyou)です。
今回は、ハイローオーストラリアにおけるIPアドレスに関する注意事項についてまとめました。
- IPアドレスとは何か?
- ハイローのIPアドレスに関する禁止事項
- 同一IPアドレスで複数の口座を所持する方法
IPアドレスとは何か?
IPアドレスとは
インターネット上で接続されている機器を識別するための番号です。
WEBページの閲覧やデータをやり取りをする際に、通信相手を間違わないために用いられるのが体表的な例です。
イメージとしては、インターネット上での住所のようなものですね。住所がわからないと郵便物が届かないのと同じです。
そして、IPアドレスにはグローバルとプライベートの2種類が存在します。
また、IPアドレスには固定IPアドレスと動的IPアドレスがありますが、この違いは、故意に変更しなければ変わらないIPアドレスが「固定」、再接続するたびに変動するIPアドレスが「動的」です。
グローバルIPアドレスについて
グローバルIPアドレスは、インターネットに接続するIPアドレスです。
グローバルIPアドレスは、電話番号のように1台1台の危機に割り当てられ、世界中で重複しないように作られて管理されています。
【具体例】
通常、インターネットを利用する場合は必ずプロバイダと契約しますが、そのプロバイダから契約後に割り振られるのがグローバルIPアドレスです。
具体的には、通常、インターネットを利用する場合は必ずプロバイダと契約しますが、そのプロバイダから契約後に割り振られるのがグローバルIPアドレスです。
グローバルIPアドレスは、インターネットから受け取る情報を家に届けるための目印のようなものです。電話でいう外線に近いものですね。
また、インターネットでホームページを閲覧した場合にはグローバルIPアドレスが接続先に伝わります。
一般人が個人の住所を特定することはできませんが、犯罪捜査など法的権限を持っている場合は、グローバルIPアドレスを使って個人を特定することができるのです。
プライベートIPアドレスについて
プライベートIPアドレスとは
インターネットで受け取った情報を各端末で受け取る際に使われるモノのこと。
1つのご家庭でパソコンを3台持ってそれぞれでインターネットを利用しているということなどもありますよね?
しかし、通常はプロバイダ契約そのものは家庭で1つのみ契約していると思います。
プロバイダから割り振られるグローバルIPアドレスは1つなのに3台同時でもインターネットのWEBサイトを閲覧できる理由がコレです。
【具体例】
プロバイダとの契約で割り振られるグローバルIPアドレスはルーターに割り振られ、ルーターがインターネットと各端末のネットワークの出入り口の役割を果たしています。
そして、ルーターから家庭内にプライベートIPアドレスを各機器(今回の例だと3台のパソコン)に割り振ります。
こうやって、ルーターを中心とした家庭内での小さなネットワークが構築されます。
外のインターネットにはルーターという1つの出入り口を経由して接続し、家庭内のネットワークを経由して各端末でインターネットを利用できるという仕組みです。
つまり、プライベートIPアドレスだけではインターネットを使うことはできません。
ハイローオーストラリアが定めるIPアドレスに関する禁止事項
ハイローオーストラリアではIPアドレスに関する禁止事項があり、それは口座契約条件に記載されています。
具体的には次の2つです。
同一IPアドレスからの複数口座所持
まず一つ目は同一のIPアドレスからの取引を禁止するものです。
具体的には、1人のユーザーが複数の口座を開設する「複数口座開設」を禁止するというものです。
口座契約条件には次のように記載されています。
禁止行為とは、下記に挙げたものが想定されるが、限定されるものではない。
(n)同一のIPアドレスから複数の口座への取引
ハイローオーストラリアでは、原則1アカウントにつき1つの取引口座の所持しか認められていません。
そのため、ハイローオーストラリアはグローバルIPアドレスを利用して複数口座からの取引を監視しています。
家族であっても同じグローバルIPアドレスを使い取引を行うことは契約上は禁止行為に該当します。
たとえ夫婦で取引口座を分けて取引を行っている場合でも、1つのグローバルIPアドレスを介して取引をしていると、ハイローオーストラリア側からは「1アカウントで複数口座を所持している」ように見えてしまうので注意が必要です。
【関連記事】
どうしても同じIPアドレスで複数口座運用がしたい方のために、「ハイローオーストラリアで複数口座を作る禁断の方法を紹介」で詳しく解説したので、ぜひ参考にしてみてください。
国外IPアドレスからの取引口座へのログイン
2つ目は居住国以外からのIPアドレスから取引を禁止するものです。つまり、日本在住の場合、アメリカなどの海外のIPアドレスを使って取引することはできないのです。
口座契約条件には次のように記載されています。
7.16.お客様は、以下に関連する法律または規則のみならず、オーストラリア会社法、規則またはその他の関係法令に違反しているか、または当社もしくは他者に違反させるような取引を行う本注文を出す指示を、当社に対して行ってはなりません。
(c)居住国以外のIPアドレスからの取引
多分、そんなややこしい使い方を普通は行っていないと思いますし、普段使っているグローバルIPアドレスが何かの拍子に海外IPアドレスに勝手に変わるようなこともないので、この事に関しては心配する必要はないでしょう。
ただ、それならなぜ居住国以外のIPアドレスからの取引をわざわざ制限しているのかはちょっと気になりますよね。
それは、グローバルIPアドレスを偽装するアドオンや拡張機能があるからです。
実は、GoogleChromeやFirefoxの拡張機能として、簡単にウェブブラウザに入れる事ができる機能があるんです。これらを利用することで、IPアドレスを偽装して一時的に海外IPアドレスに切り替えることができます。
この機能を悪用して複数口座を開設したり、取引している取引口座のグローバルIPアドレスを偽装したりする人がいるのです。そういう理由から、居住国以外のIPアドレスからの取引を禁止していると思われます。
IPアドレスに関する禁止事項を破ると凍結される
ハイローオーストラリアの禁止事項を破ってしまった場合、どのような処罰が課せられるのでしょうか?
結論から言うと、IP偽装や複数口座所持がハイローオーストラリア側にバレると口座凍結などのペナルティ対象となる恐れがあります。
- 最大取引額が制限される
- 出金拒否される
- 強制解約されて入金額以外の資金をすべて没収される
口座を凍結されると、上記のような厳しい処置が待っています。
また、一度強制解約されると二度と解除することはできません。つまり、一生ハイローオーストラリアのサービスを受けることができなくなります。
このような状態に陥らないためにも、規約は重く受け止め、遵守するようにしましょう。
関連記事ハイローオーストラリアで口座凍結される禁止事項と注意すべき行為まとめ
関連記事ハイローオーストラリア口座の解約方法と強制解約について
同一IPアドレスで複数の口座を所持する禁断の方法
規約は遵守するのが当然ですが、同居している家族でそれぞれに口座を開き取引するというのは、厳密に言えば禁止行為ではありません。
単に、ハイローオーストラリア側がグローバルIPアドレスでしか監視できないので、規約違反とみなされるだけなので…。
しかし、単純に接続デバイスを変えたりIPアドレス偽装サービスを利用するだけでは、ハイローオーストラリアには1カウントで複数口座を所持しているとみなされてしまいます。
そこで、100%な方法ではありませんが、ハイローオーストラリア側に同一IPアドレスによる複数口座とみなされない方法についてご紹介します。
グローバルIPアドレスを増設するサービスの利用
まずはじめにご紹介するのは、グローバルIPアドレスを増設するサービスを利用という方法です。
ちょっと大掛かりな方法ですが、一番安全な方法ではあると思います。
実は、インターネット環境を提供するプロバイダでは、オプションとしてグローバルIPアドレスを複数増設するというサービスを受けることができます。
このサービスを利用する方法については、使っているプロバイダによって方法が異なると思いますので、契約中のプロバイダに直接問い合わせてみてください。
ポケットワイファイやスマホデザリングを活用する
「大掛かりなことをするのは面倒だ…」とか「家族から反対されている!」という場合は、ポケットワイファイやスマホのデザリングを活用して、グローバルIPを変える方法を活用するのもありです。
グローバルIPアドレスは、それぞれのインターネット環境毎に割り当てられているものなので、ポケットワイファイを使うと異なるIPアドレスを利用することができます。
これはスマホのデザリングも一緒で、パソコンをスマホとデザリングさせることで、その接続はスマホキャリアのIPアドレスへと変更することが可能です。
【具体例】
口座Aを運用する時は自宅のネット環境Aを使って、口座Bを運用する時はポケットワイファイやスマホデザリングのネット環境Bを利用すればIPアドレスは被りません。
ただし、注意点を1つ挙げると、一度でも間違えて口座Aにネット環境Bを使ってアクセスした場合は、ハイローオーストラリア側にそのIPアドレスからのアクセス履歴が残るため、IPアドレスを変換していたことが分かるという点です。
スマホキャリアのグローバルIPアドレスを活用する
最後にご紹介するのは、スマホキャリアのグーバルIPアドレスの活用です。
この方法の原理は、ポケットワイファイやスマホデザリングを活用する方法と同じですが、
- スマホにデザリング機能を付けていない
- パソコンが無線接続に対応していない
といった場合でも使える方法です。
口座Aを利用する時は自宅のネット環境Aを使って、口座Bを利用するときはワイファイに接続を行なっていないキャリア接続のスマホから取引を行うのです。
あくまでパソコンで確認するのは、MT4のチャート画面だけ。取引はスマホで行います。使い分けが面倒になって一緒くたにしなければ、大丈夫かと思います。
まとめ
ハイローオーストラリアにおけるIPアドレスに関する禁止事項について解説しましたが、いかがだったでしょうか?
それでは、最後にもう一度禁止事項についておさらいしておきましょう。
かなりニッチな内容でしたが、凍結のリスクを抑えるためにも必要な情報だと思いますので、しっかり押さえておいてくださいね。