ハイローオーストラリアでMT5を利用する方法やメリット・デメリットを解説
こんにちは!管理人の倍賞成行(@NariyukiBaisyou)です。
この記事では、為替チャートの分析ツール『MT5』について解説します。
- MT5とMT4の比較
- MT5の導入手順
- MT5のメリット・デメリット
MT4は知っていてもMT5についてはよく知らない方も多いのではないでしょうか?
そこで、MT5のダウンロード方法や利用するメリット・デメリットなどについて詳しく解説します。
MT5をMT4と比較してみる
MT4とMT5は、どちらもロシアのメタクォーツ社によって開発されたツールですが、「何が違うの?」って思っている人もいると思います。
MT5とMT4の違いをまとめると次のような感じです。
時間足 | 動作スピード | 対応FX会社 | カスタムインディケーター | |
---|---|---|---|---|
MT4 | 9種類 | 普通 | 多い | 多い |
MT5 | 21種類 | 早い | 少ない | 少ない |
MT4に比べてMT5の方が動作スピードが早く時間足が豊富です。
ただ、機能が豊富なだけに使いこなせない人も多く、MT5は次世代プラットフォームと言われていながら、MT4のほうが普及しているのが現状です。
それに、「MT4のほうには対応しているけどMT5には対応していない」というFX会社も多いです。
- XM Trading:対応
- FXCM:非対応
- FXDD:対応
関連記事ハイローオーストラリアにMT4は必須!導入手順や便利な使い方を解説
MT5のダウンロードして利用する方法
MT5をダウンロードして使えるようにするための手順をご紹介します。
ここでは、ハイローオーストラリアとチャートのズレが少ないXM社で解説していきます。
なお、XMの口座は「デモ口座」でも、ハイローオーストラリアでテクニカル分析するのに十分ですので、「デモ口座」を開設する手順をご紹介します。
デモ口座を開設する
XMのホームページにアクセスします。
XMの「デモ口座」開設はXMのホームページにアクセスすると「デモ口座開設」のアイコンがあるので、それをクリックすれば始めることができます。
「デモ口座開設」をクリックして表示される画面に個人情報等を入力していきます。
登録するメールアドレスにはMT5へのアクセスIDなどが送られてくるので、常に使っているアドレスを記入しましょう。
「取引口座詳細」は「取引プラットフォームタイプ」以外は触らなくてもOKです。
口座パスワードは「アルファベットの大文字」と「アルファベットの小文字」「数字」を最低1個ずつ使って8文字以上で作ります。
入力が完了したら、「デモ口座開設」をクリックします。
次に、登録したメールアドレスにメールが送られてくるので「Eメールアドレスを確認する」をクリックすれば「デモ口座」の開設は完了です。
「デモ口座」開設後、メールアドレスにMT5の「ログインID」「サーバー情報」が届いているので、メールを保管しておくことを忘れないようにしてください。
STEP2.MT5をダウンロードする
MT5のダウンロードは口座開設が完了した時点で、上記画像となるので「XMTRADING取引プラットフォームをダウンロードしよう」をクリックします。
取引プラットフォーム選択画面に切り替わるので、「PC対応MT5」をクリック。
XMではMacパソコン用に調整したMT5もあります。Macユーザーは「Mac対応MT5」をクリックしましょう。
ただし、「Mac対応MT5」はメタクォーツ社が準備したモノではないので動作保証はできないようですので、その点は注意しておきましょう。
取引プラットフォームを選択すると、ダウンロード画面に切り替わるので、「ダウンロード」をクリックすれば自動的にMT5がダウンロードされます。
STEP3.MT5をインストールする
次にMT5をインストールします。
先ほどダウンロードした「xmtrading5setup.exe」をダブルクリックするとインストールが始まります。
インストールが完了するとMT5セットアップ画面が立ち上がるので、「次へ」をクリックします。
すると、自動でセットアップが開始されるので待ちましょう。
最初にユーザー登録ページが立ち上がりますが、関係ないので閉じて問題ありません。
STEP4.MT5へログインする
インストール後、さらに少し待つとMT5が起動し、ログインの工程が始まります。
MT5起動後、自動で下図のログイン画面がポップアップするので「OK」をクリックします。
下図のようにチャート画面がきちんと表示されればログイン成功です。
なお、ログイン画面のポップアップが表示されず、下図のような画面が表示されている場合は、右下の部分をクリックするとメニューの中に「ログイン」という文字が見えるので、そちらをクリックします。
すると、ログイン画面のポップアップが表示されるので、IDとパスワードを入れてログインしましょう。
MT5のメリット
続いて、MT5を使うメリットを具体的に見ていきましょう。
MT5を使う主なメリットには次の4つのことがあります。
激しい値動きにも対応できる動作スピード
MT5はMT4と比べてチャートの表示速度が早いです。
これの何がいいかというと、急激な値動きに対してもほとんどもたつくことがない点です。
これは、短期足で細かい動きを捉えてエントリーするハイローオーストラリアの取引では大きなメリットになります。
関連記事ハイローオーストラリアの全通貨ペアとおすすめ3選をご紹介!
時間足が豊富で3分足も表示できる
MT5とMT4では、表示できる時間足が異なります。具体的には以下の通りです。
MT5(21種類) | ||||
---|---|---|---|---|
1分足 | 2分足 | 3分足 | 4分足 | 5分足 |
6分足 | 10分足 | 12分足 | 15分足 | 20分足 |
30分足 | 1時間足 | 2時間足 | 3時間足 | 4時間足 |
6時間足 | 8時間足 | 12時間足 | 日足 | 週足 |
月足 | ||||
MT4(9種類) | ||||
1分足 | 5分足 | 15分足 | 30分足 | 1時間足 |
4時間足 | 日足 | 週足 | 月足 |
このように、MT5ではMT4の3倍の量の時間足を表示できます。
特に注目すべきは、3分足の表示ができることです。
注意点としては、現在主流の時間足はMT4で表示できる9種類なので、MT4で表示できない3分足のラインやインジケーターの正確性はあまり期待できないことです。
あくまで確認用として使うしかないのですが、それでも分析の確度は上がるので、より細かく分析できるベースがあるMT5はMT4より優秀と言えます。
関連記事ハイローオーストラリアにおけるテクニカル分析の必要性とおすすめインジケーター
経済指標表示などの便利機能が多い
MT4では、経済指標を別でチェックするか、経済指標を表示するインジケーターを探してインストールしなければ直接見ることができません。
一方、MT5は標準で経済指標を表示する機能が搭載されています。
初心者の場合、基本的に経済指標発表時の取引は避けたほうがいいので、MT5に経済指標が標準で表示されるのはありがたいですね。
他にも、MT5は次のような機能が追加されています。
- ミニチャート
- 板情報表示
関連記事ハイローオーストラリアは経済指標を避けるべき?重要指標6選
アップデートが頻繁に行われている
MT5を開発したメタクォーツ社はMT4からMT5への乗り換えを積極的に行っていることもあり、MT4と比べるとアップデートの回数が多いです。
アップデート頻度に関しては以下の通りです。
- MT5:50回以上
- MT4:11回
先ほどご紹介した経済指標表示やミニチャートなどの機能もアップデートで実装されたものです。
おそらく、これからもアップデートがなされ進化していくでしょうから、MT5はどんどん機能が豊富になっていくでしょう。
一方、MT4は今後開発用アップデートは行わないそうです。
MT5のデメリット
MT5のメリットをご紹介してきましたが、MT5にはMT4にはないデメリットもあります。
具体的に次のような点です。
普及率が低く情報が少ない
世界的に普及しているのは、MT4のほうでMT5を採用している証券会社もまだまだ少ないのが現状です。
ですから、メインの分析ツールとは言い難い面があります。
どうしてかというと、次のカスタムインジケーターの少なさとも関係していることなのですが、「普及率が少ない=情報が少ない」ということだからです。
そのため、初心者がいきなりMT5を使うのにはさまざまな難点があります。
カスタムインジケーターが少ない
MT4・MT5の最大のメリットは、カスタムインジケーターを自由にインストールでき、自分好みの分析ツールにできることです。
【カスタムインジケーターとは】
標準に備わっているインジケーターの他に、有志が開発したインジケーターや有料のサインツールなどのこと。
関連記事ハイローオーストラリア取引で使えるインジケーター5選
MT4・MT5は開発プログラムを開放されていて、インジケーターのインストールを自由に行えるプラットフォームとして公開されています。
ただ、MT5はサインツールや便利なカスタムインジケーターがまだまだ少ない状況です。
理由としては、MT4とMT5ではプログラム言語が違うことがあります。
MT5とMT4のプログラム言語は次の通りです。
- MT5:MQL5
- MT4:MQL4
MT5はMT4よりも標準インジケーターの数が多いので、基本的な分析は問題ありませが、カスタムインジケーターを使いたいという人には向いていないでしょう。
そのため、現状でMT5を使うならば裁量取引でハイローオーストラリアの取引をするのが基本になります。
関連記事ハイローオーストラリアのやり方・取引方法・便利機能をまとめてご紹介
パソコンのスペックが低いと動作が重くなる
MT5はMT4よりも全体の性能がアップしています。そのため、低スペックの古いパソコンでは動作が重くなる可能性があり、MT5を使うには、パソコンのメモリなどのスペックがある程度必要です。
ちなみに、MT5を作動させるパソコンのスペックの目安としては次のようになります。
- CPU:Intel Core i3以上
- メモリ:8GB以上
- グラフィックボード:あったほうがよりスムーズに動作する
基本的に、Windows10が十分に稼働する環境ならば問題ありません。
それと、MT4にも当てはまりますが、MT5はWindowsパソコンを対象に開発されているのでMacパソコンでは動作不良が起きてしまう可能性があります。
今後ハイローオーストラリアの取引を続けていくのなら、MT5への移行は考えなくてはいけませんから、スペックやOSが対応していない場合は対応しているものの購入を検討してみましょう。
関連記事ハイローオーストラリア取引に必要なパソコンスペックは?スマホはいらない?
まとめ
ハイローオーストラリアでMT5を利用する際のポイントについて解説しましたが、いかがだったでしょうか?
MT5はMT4に比べて優れている面も多々あるものの、そこまで普及していないのが現状です。
ただし、今後MT4がアップデートがされなくなり、MT5に移行するトレーダーも増えてくる可能性も考えられます。
そのため、MT5の導入手順について押さえておくとよいでしょう。