ハイローオーストラリア取引で使えるインジケーター5選
この記事では、ハイローオーストラリア取引には欠かせないインジケーターについて解説します。
- インジケーターとは何か?
- よく利用される代表的なインジケーターの紹介
- インジケーターを利用したハイロー攻略法
ハイローオーストラリアの取引画面は分析には適しておらず、MT4などのチャートを利用して分析することになります。
そこで大活躍するのが『インジケーター』です。
人気のインジケーターやインジケーターを使ったハイロー攻略法などについて詳しくご紹介します。
インジケーターとは
インジケーターとは
為替の値動きを把握するために使われる指標のこと。MT4やMT5などに表示させて使います。
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テクニカル分析には欠かせないもので、バイナリーオプションだけでなくFXや株式でも利用されています。
インジケーターは、MT4という無料ツールをインストールすることで無料で使うことができますので、ぜひインストールして実際にインジケーターを触ってみましょう。
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また、インジケーターは次の2つのカテゴリーに分けることができます。
大雑把に説明すると、オシレーター系のインジケーターはレンジ相場の時に役立ち、トレンド系のインジケーターはトレンド相場の時に役に立ちます。
オシレーター系インジケーターとは
トレンドの転換点やトレンドに入っていない時の相場の動きを知らせてくれるインジケーターです。
もっと簡単に言うと、相場の上がりすぎ(下がりすぎ)を判断し「相場の反転」を予測するものです。
オシレーター系に分類されるインジケーターはには、RSIやストキャスティクスがあります。
トレンド系インジケーターとは
今の相場が上昇(下降)傾向にあるかを判断し、今後も上昇(下降)すると予測するためのインジケーターです。
トレンドに突入したかどうかを判断でき、トレンドの相場を予測します。
トレンド系として挙げられるのは、移動平均線やボリンジャーバンドなどがあります。
ハイローオーストラリアで利用される代表的なインジケーター5選
続いて、ハイローオーストラリア取引によく使われる代表的なインジケーターをいくつかご紹介します。
代表的なものには、次のようなインジケーターがあります。
移動平均線
【移動平均線とは】
ある一定期間中の終値の平均価格を繋ぎ線にしたテクニカル指標のことで、トレンドの方向の強さを把握するのに使います。
移動平均線には、
- 単純移動平均線
- 加重移動平均戦
- 指数平滑移動平均線
などがあり、それぞれ計算方法が異なります。
移動平均線を使えば、ゴールデンクロスやデッドクロスを予測することが可能になります。
ボリンジャーバンド
【ボリンジャーバンドとは】
先程の移動平均線の上下に為替の値動きの"幅"を予想する線が入っているテクニカル指標のことで、ローソク足が反発するポイントを予測するのに使います。
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標準偏差が用いられていて、平均からどれくらい乖離しているかを計算します。
ボリンジャーバンドは、±1σ、±2σ、±3σのバンドから構成されており、それぞれ約68.3%、約95.4%、約99.7%の確立で反発するとされています。
RSI
【RSIとは】
「Relative Strength Index(相対力指数)」の略語で、相対的に見て売られすぎているのか?or買われすぎているのか?を予測できるテクニカル指標のことで、値動きの「強弱」を判断するのに役立ちます。
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見るべき数値としては、下限が20%~30%で上限が70%~80%です。
縦軸の数値が20%から30%であれば、売られすぎと判断し、チャートが上昇方向に反発することが予測できます。
一方、数値が70%~80%になると買われすぎと判断し、今度は下降方向にチャートが反発すると予測します。
ただし、RSIにはダマシと言われる現象が起きることがあり、RSIで表示される数値から予測される値動きをしないことがあります。
【ダマシとは】
瞬間的に大きく値動きする現象のこと。突発的に起こるため、予測するのはほぼ不可能。
ダマシを見抜くためには、他のインジケーターを組み合わせて確認する必要があります。
ストキャスティクス
【ストキャスティクスとは】
RSIのように、相場の"過熱感"、つまり「売られすぎor買われすぎ」を予測するためのテクニカル指標のことで、一定期間の安値、高値から売買のタイミングを判断するのに役立ちます。
見方としては、%Kと%Dの2本線から構成されていて、%Kが75%以上の場合に売りゾーンとなり、%Dが25%以下のとき買いゾーンとなります。
また、%Kが%Dを上抜けしたところがHIGHとなり、逆に%Kが%Dを下抜けしたらLOWの明確なサインと判断します。
MACD
【MACDとは】
MACDとシグナルという2つの線で構成されていて、移動平均線と同じようにゴールデンクロスやデッドクロスを予測するためのテクニカル指標のこと。
場合によっては、ヒストグラムを表示することもあり、この場合は、マイナス圏からプラス圏に転じるとゴールデンクロス、逆にプラス圏からマイナス圏に転じるとデッドクロスとなることが多いので、ゴールデンクロスやデッドクロスをより正確に見極めることができます。
インジケーターはMTFと組み合わせて使おう
後ほどいくつかインジケーターを用いた攻略法をご紹介しますが、具体的な攻略法の紹介に入る前に1つ知っておくと便利な知識があるのでご紹介します。
それは、『マルチタイムフレーム分析(MTF)』です。
【マルチタイムフレーム分析(MTF)とは】
複数の異なる時間軸を見て、チャートを分析すること。
基本的にインジケーターは複数組み合わせたほうがいいと思いますが、取引時間が短い攻略法になるほど瞬間的に確度の高いエントリーポイントを見極める必要が出てくるため、「いくつものインジケーターを見比べている時間がない!」という場合もあります。
そんな時、マルチタイムフレーム分析(MTF)をしていると便利です。
マルチタイムフレーム分析(MTF)をすることで、少し先のチャートの動きをより正確に見極められるようになります。
また、マルチタイムフレーム分析(MTF)とは対照的に、1つの時間軸のみで分析することを「シングルタイムフレーム分析」と呼びますが、1つの時間軸だけを見ていると、テクニカル分析をしたとしてもダマシに遭ったりします。
さらに、シングルタイムフレーム分析だけだと、相場全体の流れや売買の節目となる抵抗帯を正確に予測することは難しいです。
【具体例】
15分取引の場合、「5分足でトレンドが発生しているけどどのくらいそのトレンドが継続するか見極められないな…」という時に、1時間足や1日足を見てみましょう。
特に、1つ上の上位足で同じような状態になっていない場合は、弱い一時的な相場形成だと考えられます。逆に、上位足でも同じような動きをしているなら、「その相場は持続する可能性が高い!」と判断できます。
マルチタイムフレーム分析(MTF)のコツは見るポイントを絞ることです。
それぞれの時間足で何を見るかを決めておかないと、その都度見る基準が変わってしまい、何を基準にして何を見なければならないのかが分からなくなります。
また、ついついより下位の時間足に目が行ってしまいがちなので、そこで自分の決めた手法とは違う手法を用いてしまったりと、定まらないトレードになってしまいます。
逆に、長期足の流れを見ずに、短期足のチャートだけを見てトレードしてしまうと、取引をやめるタイミングを間違えたり、ダマシに遭いやすくなります。
全体が把握できるがゆえに注意散漫になりがちというのがマルチタイムフレーム分析の欠点です。
インジケーターを用いたハイローオーストラリア攻略法
ここでは、インジケーターを用いたテクニカル分析が有効で、且つ利用者の多い「5分取引」「3分取引」の攻略法を簡単にご紹介します。
インジケーターを用いた3分取引攻略法
3分取引は、5分足チャートを利用して「後出し」することで有利に取引できます。
バイナリーオプションでは、現在までのローソク足を見て次のローソク足が形成される頭からエントリーするのが基本です。
しかし、ハイロー3分取引では、5分足チャートを使って取引すると時間に余裕がありますよね?
ですから、ローソク足が形成され始めてから自分の都合の良いタイミングでエントリーすることができるのです。
エントリーは次のような方法で判断するといいでしょう。
- ローソク足の形状を利用したエントリー
- RSI70/30での反発
- レジスタンスライン(またはサポートライン)での反発
これらはほんの一例ですが、この3つを組み合わせて判断するだけでも勝率はかなり上がると思います。
インジケーターを用いた5分取引攻略法
バイナリーオプション5分取引における王道の攻略法と言ってもいいのが、RSI+ボリンジャーバンドです。
エントリーポイントを簡単に説明します。以下のチャートを見てください。
この図の場合はHIGHエントリーですね!
エントリーポイントを決めるまでの流れとしては、以下の通りです。
- レンジ相場を見つける
- ボリンジャーバンド±2σにローソク足が触れる
- RSI70もしくは30の線を超える
- 逆張りでエントリー
この手法であれば、経済指標発表前後1時間を除いて、結構な勝率を上げられるでしょう。
まとめ
ハイローオーストラリア取引をインジケーターを利用して攻略する方法について解説しましたが、いかがだったでしょうか?
ハイローに限らず、バイナリーオプションでは複数のインジケーターを組み合わせることでエントリーの確度を高めることが可能です。
本記事でご紹介した人気インジケーターを上手に利用してみてください。
余談ですが、ハイローオーストラリアは無料で取引練習ができるデモ口座が利用可能です。